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ストラドビジョン、AMDと次世代自動運転に向けたAIベース認識技術の高度化に向け協業を発表

2025.11.12

  • CES 2026にてAMD Versal™ AI EdgeシリーズGen 2 VEK385を基盤としたリアルタイム・マルチカメラ認識デモを公開予定 

 

2025年11月12日 — AIベースの映像認識ソフトウェア「SVNet」を開発するスタートアップ、ストラドビジョン(代表:金ジュナン)は、AMDと次世代自動運転車向けのAIベース認識技術の高度化を目的とした複数年にわたる協業(Multi-Year Collaboration)を発表した。 

 

今回の協業により、ストラドビジョンのSVNetおよびMultiVision認識ソフトウェアは、AMDの車載向けSoC(System-on-Chip)と統合され、完成車メーカーおよびティア1サプライヤーが量産適用可能な強力な統合プラットフォームを提供できるようになる。特に、AMDのAI最適化コンピューティングアーキテクチャとストラドビジョンの認識ソフトウェアスタックを緊密に統合することで、安全性と効率性を高めながら、自動運転認識システムの開発および商用化を加速することが期待されている。 

 

現在、自動車アーキテクチャは自動運転およびソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)へと進化しており、省電力でありながら高い拡張性を備えたAI演算性能への需要が急速に高まっている。ストラドビジョンとAMDは、物体・歩行者認識、車線および走行可能領域(Freespace)認識、周辺環境理解といった高度な認識機能を最適化し、レベル4自動運転を見据えた性能および熱効率の両立を目指す。 

 

両社が共同で開発するソリューションは、自動車業界の顧客に多様な価値を提供する。量産対応可能な統合型AI認識ソフトウェアとハードウェアにより開発期間の短縮が可能となり、高い演算性能を維持しながらもシステムの複雑性および消費電力を抑制することができる。さらに、実走行環境で検証された認識性能により、車両の安全性と信頼性の向上が期待される。 

 

今回の協業成果は、CES 2026にて実際に披露される予定である。会場では、AMD Versal™ AI Edgeシリーズ Gen 2 VEK385評価キット上で動作するストラドビジョンの最新マルチビジョン(MultiVision)ソフトウェアを展示し、次世代車両向けリアルタイム・マルチカメラ認識を実演する。本デモでは、ストラドビジョンのディープラーニングベースのソフトウェアスタックと、AMDの車載向けAIコンピューティング技術が融合することで実現される、高い性能・拡張性・エネルギー効率を紹介する。 

 

ストラドビジョンのCBO(最高事業責任者)であるフィリップ・ヴィダル(Philip Vidal)氏は次のように述べている。「CES 2026において、AMD Versal™ AI Edgeシリーズ Gen 2 VEK385上でMultiVisionソフトウェアを披露できることは、インテリジェントモビリティの未来を切り拓く重要なマイルストーンです。AMDの最先端コンピューティング技術と、ストラドビジョンの量産実績を持つ認識ソフトウェアを融合することで、自動車メーカーがより迅速かつ安全に自動運転技術を実現できるよう支援していきます。」 

 

AMDのフェロー兼チーフ・オートモーティブ・システム・アーキテクトであるポール・ゾラッティ(Paul Zoratti)氏は、次のように述べている。「AMD VEK385評価キットは、自動車メーカーが求める次世代AIベース認識技術の実現に必要な性能と柔軟性を提供します。ストラドビジョンとの協業を通じて、ソフトウェアとハードウェアが最適化された統合プラットフォームが、より安全でインテリジェントな車両の実現をどのように加速させるかを示していきます。」 

 

なお、本協業はAIベースの認識技術およびソフトウェア定義型モビリティの発展という両社共通のビジョンを反映するものであり、次世代インテリジェントビークル時代を切り拓く重要な礎となる見込みである。