ストラドビジョン、CES®2025でAMDと初の協業による「次世代認識技術」を公開
AMD Versal™ AI Edge Series Adaptive SoCを活用したストラドビジョンの3D認識ソリューション「SVNet」、ディープラーニングベースの組み込み認識アルゴリズムを実現
2025年1月7日— AIを基にする映像認識ソフトウェアSVNetを開発するスタートアップ、ストラドビジョン(CEO 金ジュナン)は、2025年1月7日から10日(現地時間)まで米国ラスベガスで開催される世界最大級の家電・IT展示会 「CES®2025」において、AMDと協業した3D認識ソリューション「SVNet」を発表する。
ストラドビジョンにとってAMDとの初の協業となる本プロジェクトでは、AMDのプロセッシング技術を活用し、高性能な自動運転向け認識ソリューションを実現した。ストラドビジョンは、8MPフロントカメラを使用し、3D Perception Networkを適用したSVNetをAMD Versal™ AI Edge Series Adaptive SoCに統合した。
AMD Versal™ AI Edgeシリーズ
AMD Versal™ AI Edgeシリーズは、自動運転およびAIベースの組み込みシステムに最適化された高性能SoCであり、速い応答性(low latency)のAI演算機能を提供する。このシリーズは、エッジデバイスソリューションからエンドツーエンドのアプリケーションまで、幅広い性能および電力要件を満たす拡張可能なソリューションとして、センサーフュージョンおよびAIアルゴリズム開発に最適なプラットフォームを提供する。
ストラドビジョンとAMDの初の協業
ストラドビジョンとAMDは、この初の協業を通じて、先進運転支援システム(ADAS)および自動運転技術の進化の可能性を提示する。AMDの柔軟なコンピューティングハードウェアとストラドビジョンの認識ソフトウェアSVNetを統合することで、実際の走行環境に最適化された、強力で高い拡張性を持つソリューションを提供できるようになった。この協業により、さまざまな顧客企業に信頼性の高いソリューションを提供することが可能となる。
ストラドビジョンの最高事業責任者(CBO)、Philip Vidalは、次のようにコメントしている。「AMDとの協業はストラドビジョンにとって重要なマイルストーンです。AMDのAI演算処理技術とストラドビジョンの3D認識ネットワークを組み合わせた『SVNet』は、自動運転システムの性能、安定性、拡張性を新たに定義するでしょう。」
AMDの自動車部門マーケティング担当シニアディレクター、Wayne Lyonsは、次のように述べている。「ストラドビジョンは、コスト削減と高性能の維持という2つの課題を両立、ADAS技術の普及を促進、自動運転車の商用化を加速させている企業です。今回の協業を通じて、自動運転システムの安全性と機能を向上させる、拡張可能な高性能ソリューションを提供できると確信しています。」
ストラドビジョンとAMDは、CES®2025において共同で技術デモを展示する。ストラドビジョンは、ラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)ノースホールと接続されたウェストゲートホテル(Westgate Hotel)のHospitality Suite#2951にて、「次世代3D認識ネットワーク」を適用したSVNet製品ポートフォリオ(AMD Versal™ AI Edge Series Adaptive SoCを含む)を公開し、業界関係者向けのデモを実施する。AMDは、ラスベガス・コンベンションセンター(LVCC)ウェストホール(West Hall)Room W223にて技術デモを展示する。