北米市場の開拓促進のため、COOのSunny Leeが統括

先進運転支援システム(ADAS)や、自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェア『SVNet』を提供するStradVision, Inc.(韓国ソウル市、CEO キム・ジュナン、以下、ストラドビジョン)は、米国ミシガン州に新たな拠点、北米本社を設立、最高執行責任者(COO)の Sunny Leeが米国に異動し、北米市場での事業拡大を強化することを発表します。

ストラドビジョン北米本社は、ミシガン州デトロイト近郊の都市、スターリングハイツに位置し、北米を拠点とする自動車OEM、Tier-1サプライヤー、半導体メーカーとの提携を強化していきます。また、パートナーやメディア向けに、ストラドビジョンの最新技術を搭載したデモカーを公開する予定です。

また、Sunny Leeは、引き続きストラドビジョンCOOとして北米でのビジネスの拡大を担当しながら、ストラドビジョンの北米技術開発センターであるStradVision Technology USA(カリフォルニア州サンノゼ)のCEOも兼ね、エンジニアリングチームを強化し、顧客とのコラボレーションと技術サポートを提供しています。

自動車・電気自動車のエキスパートが米国のセールスを担当

北米本社のセールスディレクターにはYearn Haが就任しました。同氏は、Aptiv社、Hyundai MOBIS社、Applied Intuition社、SL America社など、自動車業界の​​エキスパートとして豊富な経験を有しています。

ストラドビジョンCOO 兼 StradVision Technology USA CEO Sunny Leeのコメント

「米国市場は、当社の将来のビジネスにとって最も重要な市場の一つです。当社は、160件以上の米国特許を含む強力なIPポートフォリオに基づき、自動車部品や半導体業界の多くのパートナーと長年にわたって密接に協力してきました。北米本社の新設により、米国における自律走行の未来への貢献をさらに拡大していきたいと考えています」

■ストラドビジョンCEO キム・ジュナンのコメント

「ADASと自律走行車ビジネスにおける研究開発の最前線であるミシガン州に北米本部を新設できることを大変嬉しく思います。これは、米国を拠点とするパートナーとの提携を模索していく上で、ストラドビジョンにとって大きな一歩となります」

世界中で採用の物体認識AIソフトウェア『SVNet』

SVNetは、カメラ映像からディープラーニングによって物体を検知する自動運転車両向けのAIソフトウェアです。過酷な気象状況や周囲の明かりが乏しい場合でも、車両が他の車両や車線、歩行者、動物、空き地、交通標識、信号機などの対象物を正確に検出・識別することができます。また、SVMソリューションとの連携で、自動駐車支援を実現します。

SVNetは14種類以上のハードウェアプラットフォームに対応しており、特許技術によってネットワークパラメータサイズや必要とする演算量、メモリ使用量を少なくしながら、高い物体検出・認識精度を実現します。製品特性に応じたチップ(SoC)への組み込みや、高価なセンサーをカメラに置き換えた利用が可能で、競合他社の製品と比較して、数分の一のコストでADASや量産自動車への提供を可能にしています。

現在、ドイツ・中国市場をはじめ13社のパートナーと提携し、51種類のADASおよび自動運転向け車両に採用され、世界中で量産車に導入される予定となっています。また、欧州でのレベル4自律走行バスプロジェクトをはじめ、欧州と中国で複数の生産プロジェクトに取り組んでおり、すでに中国の道路でADAS車両を展開しています。