先進運転システムや自動運転車両向けソフトウェアを提供するStradVision, Incが、自動車ビジネスの専門家を日本の販売責任者に
半導体メーカーで自動車向け製品を12年担当した佐藤寿洋が就任
先進運転支援システム(ADAS)や、自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェア『SVNet』を提供するStradVision, Inc.(韓国ソウル市、CEO キム・ジュナン、ストラドビジョン)は、日本支社、ストラドビジョン株式会社の営業部 部長に、自動車ビジネスの専門家である佐藤寿洋が就任したことを発表します。
■世界880万車両で採用の物体認識AIソフトウェア『SVNet』
SVNetは、カメラ映像からディープラーニングによって検知する自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェアです。特許技術によってネットワークパラメータサイズや必要とする演算量、メモリ使用量を少なくしながら、高い物体検出・認識精度を実現します。製品特性に応じたチップ(SoC)への組み込みや、高価なセンサーをカメラに置き換えた利用が可能で、競合他社の製品と比較して、数分の一のコストでADASや量産自動車への提供を可能にしています。
現在、ドイツ・中国市場を初め8社のパートナーと提携し、ADASおよび自動運転向け車両に採用され、世界中で880万台の量産車に導入される予定となっています。
■日本の自動車・半導体業界との連携を強化
StradVision, Inc.はこれまで、日本国内の自動車・半導体業界の顧客やパートナーと積極的に連携をしてきました。ルネサス エレクトロニクス株式会社が認定する、先端モビリティシステム開発パートナーを評価する「R-Carコンソーシアム・プロアクティブパートナープログラム」には2年連続で採択。また、トヨタ自動車系列の自動車部品メーカー、アイシングループが組成したベンチャー投資ファンド「ペガサス・テック・ベンチャーズ」を通じた資金も受けています。
■半導体・自動車ビジネスの専門家として顧客やパートナーを支援
佐藤寿洋は、半導体や電子部品のメーカー、Integrated Silicon Solution Inc. (ISSI)出身。自動車向け製品の事業部門に12年以上勤務し、ADASの車載向け製品の供給も手がけました。ISSI以前は、電子部品の世界的なディストリビューターであるSmith & Associates Inc.で事業開発部門のゼネラルマネージャー兼ディレクターを務め、日本支社のチーム立ち上げに重要な役割を果たした経験を持っており、半導体・自動車ビジネスの専門家と言えます。
ストラドビジョン株式会社 営業部長 佐藤のコメント:
「SVNetは、ADASや自律走行車のための最も信頼性が高く効率的な物体認識ソリューションです。AI技術に基づいた高い認識性を持ち、サラウンドビューモニタリングシステムとの統合により、自動駐車アシストや自律駐車場のような革新的機能も実現可能です。日本では、これまでに築いてきた業界との強固な協力関係を通じ、お客様に最適なソリューションの提供に注力してまいります」
■ストラドビジョンについて
2014年に設立されたStradVision, Inc.は、高度な運転支援システム(ADAS)向けの、画像処理AI技術のパイオニアです。当社のソフトウェアは、競合他社の数分の一のコストでADASを利用できる特徴を持ち、世界で880万台の車両に導入予定です。現代自動車やLGエレクトロニクス、IDG Capital、アイシングループなどからの出資を受け、ソウル、サンノゼ、東京、ミュンヘンに拠点を構え、データアルゴリズムのエンジニアをはじめとする140名以上のチームによって、完全自律走行車両の実現を促進すべく事業を展開しています。2020年の『Autonomous Vehicle Technology ACES Award in Autonomy(ソフトウェア部門)』を受賞し、国際規格、ISO 9001:2015とISO 27001:2013の認証も取得しています。