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ストラドビジョン、CEATEC 2021に出展 高額なLiDARの代替技術や拡張現実HUD等を発表

2021.10.18

 

先進運転支援システム(ADAS)や、自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェア『SVNet』を提供するStradVision, Inc.(韓国ソウル市、CEO キム・ジュナン、以下、ストラドビジョン)は、10月19日から22日まで開催されるアジア最大級の規模のIT技術とエレクトロニクスの国際展示会『CEATEC 2021 ONLINE』に出展いたします。

 

SVNetによる物体認識とARヘッドアップディスプレイのコンセプトイメージ

 

今回の出展ブースでは、昨今自動車業界でニーズの高い物体認識の高度化、低価格化技術を中心に展示します。さらに、先進運転支援システム(ADAS)におけるLiDARのコストダウンのための代替手段として注目されている距離測定技術の『疑似LiDAR』、年平均成長率28.5%で成長しているヘッドアップディスプレイ(HUD)市場向けの技術として『セマンティックセグメンテーション』について発表します。

 

■発表1:高価なLiDARに替わる『疑似LiDAR』

距離測定や物体認識で用いられるLiDARは、レーザー光線による正確な距離の検出が強みですが、供給単価が高額であることや車両搭載に対する課題があります。ストラドビジョンでは、単眼カメラの画像から物体までの距離を計測する『疑似LiDAR』を量産に向けて開発しています。既存のLiDARと比較して安価に同様の機能を得ることができます。

 

ストラドビジョンの深度推定技術は、カメラが取得した2次元画像をディープラーニングで分析し、車両周辺のオブジェクトの距離や深度などの情報を3次元データに変換し、仮想の点集合(右)と深度マップ(左下)の形で表現します。単眼カメラの利用、低性能なSoCへの組み込みが可能であり、ADASや自動運転機能の実装において、コスト削減、小型化、効率化の効果を提供します。

2次元画像から深度を計測した結果

 

■発表2:拡張現実ヘッドアップディスプレイ向け前方カメラ認識技術

自動車用ヘッドアップディスプレイ(HUD)市場は、2030年末までに7,875百万米ドルに達すると予測されます。また、予測期間中に23.1%の年平均成長率で拡大する予想です※。この市場に対して、ストラドビジョンでは、快適で安全な運転を実現する最先端の運転補助システムである拡張現実ヘッドアップディスプレイ(AR-HUD)向けの物体認識技術を開発しています。

 

拡張現実ヘッドアップディスプレイは、車のダッシュボード等からフロントガラスに情報やCGを投影することで、運転者が前方から目をそらすことなく、情報取得を可能にするものです。ナビゲーションシステムや危険回避通知など、走行安全性を向上する効果が大きく、多くの自動車メーカーが主要ラインナップに搭載することを検討しています。

 

ストラドビジョンが提供するディープラーニングベースの物体認識ソフトウェア『SVNet』は、車線や様々なオブジェクトを区別して認識する『セマンティックセグメンテーション技術』を活用しています。車両や歩行者、信号をはじめとする道路上の様々な物体に関する情報を区別して分析することで、AR-HUDにおけるナビゲーションや注意喚起において、正確な位置に情報を表示することができます。

 

※出展:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001236.000059861.html

 

■ストラドビジョンCEO キム・ジュナンのコメント

「昨今、多くの自動車メーカーが、物体認識における距離計測、拡張現実ヘッドアップディスプレイなどの走行安全性向上のために新しい技術の導入を検討しています。高精度な物体認識を低コストで提供するSVNetの強みを元に、日本をはじめとするグローバル市場のプレーヤーとのコラボレーションを拡大し、より多くのドライバーや歩行者に最新の技術による運転の快適性と安全性を提供していきます」

 

■ストラドビジョン出展ブースについて

CEATEC 2021の公式サイトより登録をいただき、下記のURLからストラドビジョンの出展ブースにお越しください。資料提供やセミナー開催をいたします。

 

https://online.ceatec.com/booth/3286