ストラドビジョン、新たなビジネスユニットによる戦略的人事再編を発表
物体画像認識技術のAIソフトウェア『SVNet』を提供するSTRADVISION(韓国ソウル市、CEO キム・ジュナン、以下、ストラドビジョン)は、法人営業とセールスエンジニアリングの各チームを導入する戦略的な会社組織再編を発表しました。この人事により、ストラドビジョンは、セールスとテクノロジーの両部門から販売力を強化し、自動車業界のお客様へさらに貢献できるよう進化を続けていきます。今後、顧客のニーズに対応すべく、各顧客ごとに専任のアカウントマネージャー、ディレクター、および ソリューションエンジニアを配置し、確実に長期的な戦略や計画、さらにストラドビジョンの製品ロードマップへも繋げます。
拡大するストラドビジョンのグローバル拠点
今回の人事内容:
・自動車業界のお客様に、より良いサービスを提供するための セールスと技術の両部門における戦略的な組織再編成
・エトレンダー・ゲルマンが、セールスエンジニアチーム責任者に就任
・ベックマン・ディーンが、法人営業部の営業部長に就任
・キラナギ・バプが、ソリューションエンジニアリングディレクターに就任
・ズオ・イェが、シニアソリューションエンジニアに就任
この組織再編成の一環として、ドイツのデュッセルドルフに拠点を置く子会社に、エトレンダー・ゲルマンがセールスエンジニアチームの責任者として加わり、韓国ソウルにあるストラドビジョン本社においては、ズオ・イェがシニアソリューションエンジニアとして加わります。
また、ミシガン州デトロイトの拠点では、キラナギ・バプがソリューションエンジニアリングディレクターに、並びに ベックマン・ディーンが営業部長として採用され、、グローバルな人員配置を継続的かつ急速に拡大しています。
■ 新セールスエンジニアチーム責任者エトレンダー・ジャーマンのコメント
「ドイツにおけるストラドビジョンの顧客と全世界の顧客を結び、その関係構築に貢献していくことを楽しみにしています。私の主な目的は、自動車業界における現在および将来的な顧客に向けて、当社の製品技術を進化させ、顧客と共に自動運転におけるレベル3および4とその先にまで到達することです」
■ 新シニアソリューションエンジニア、ズオ・イェのコメント
「AI空間や物体画像認識は、ADASと自動運転を向上させる非常に大きな可能性があります。ストラドビジョンは、この分野をリードする真のパイオニアとしての地位を確立しています。ストラドビジョンの非常に優秀なグローバルスタッフの一員として、顧客のプロジェクトをサポートし、革新的に進化することへ大きな期待を寄せています」
■ エトレンダー・ゲルマンの経歴
エトレンダーは、11年以上にわたるエンジニアリングでの経験をストラドビジョンチームにもたらします。ZF (TRW)やAptiv、その他Tier1での経験を経たのち、直近では、Magma社でLiDARとカメラにおけるシステムエンジニアリングのチームリーダーを務めました。専門分野は、システムエンジニアリング(e-モビリティと充電テクノロジー)や、自動駐車機能とアルゴリズム、およびチームマネジメントなどです。また、パーダーボルン大学で数学の修士号、および 機械工学の副専攻を取得しています。
■ ズオ・イェの経歴
ズオ・イェは15年以上のエンジニアリング経験を持ち、そのうち8年以上にわたり自動車OEMやいくつかのTier1企業で経験を積んでいます。主な専門分野は、ADAS向け物体認識ソフトウェア開発や組み込みソフトウェアとアプリケーションにおけるアルゴリズム開発、製品戦略、ソフトウェアチームマネジメント、および数々の研究においても貢献しています。北京工業大学で車両工学の博士号を取得したほか、ジョンズ・ホプキンス大学で医療用ロボティクスと画像処理を専攻し、交換留学生として博士号を取得しています。
今回のストラドビジョンのチーム再編と新しい人事は、ストラドビジョン北米拠点および全世界の拠点における従業員数の増加(前年比69.2%増)に続く大きな変化となりました。また、シリーズCで8800万米ドルの資金調達を完了し(現在までの累計資金調達額1億2900万米ドル)、最近では、コーポレートアイデンティティとコーポレートミッションを刷新し、革新的なVision AIソフトウェアの実装を自動車業界以外にも拡大することを発表しました。
2022年のマイルストーンの1つとして、グローバルOEMやTier1との量産に向けた概念実証(PoC)や、生産プロジェクトにおいての成功、およびベルギーのブリュッセルで開催された『AutoSens Award 2022』において、ストラドビジョンのSVNetソフトウェアが再び「Best in Class Software for Perception Systems Award」部門に選出されたことがあります。
■ ストラドビジョンについて
2014年に設立されたストラドビジョンは、ADAS向け物体画像認識処理AI技術のパイオニアです。現代自動車やLGエレクトロニクス、IDG Capital、アイシングループなどからの出資を受け、ソウル、サンノゼ、デトロイト近郊、東京、上海、フリードリヒスハーフェン、デュッセルドルフに拠点を構え、データアルゴリズムのエンジニアをはじめとする300名以上のチームによって、完全自動運転の実現を促進すべく事業を展開しています。
2020年には、ルネサス主催『R-Carコンソーシアム』のプロアクティブパートナープログラムにも選出され、『Autonomous Vehicle Technology ACES Award in Autonomy(ソフトウェア部門)』も受賞しています。さらに、2021年および2022年には、オートセンスアワード(AutoSens Award)オブジェクト認識部門最高賞を受賞。他にも、2020 AVT ACES自律走行車両革新賞を受賞するなど、業界専門家を通じてその技術力が認められています。なお、ストラドビジョンのソフトウェアは、品質マネジメントシステムのISO 9001:2015および自動車機能安全のISO 26262の認証を取得しています。
日本市場においては、2020年8月に大手システムオンチップ(SoC)ソリューション企業である株式会社ソシオネクストと、日本市場へSVNetの供給を拡大するため、協業契約を締結しております。