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自動運転車両向けソフトウェアを提供するストラドビジョンの日本支社GMに佐藤寿洋が就任

2021.04.14

半導体メーカーで自動車向け製品を12年担当したスペシャリス

先進運転支援システム(ADAS)や、自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェア『SVNet』を提供するStradVision, Inc.(韓国ソウル市、CEO キム・ジュナン、ストラドビジョン)は、自動車ビジネスの専門家であり、日本支社、ストラドビジョン株式会社の営業部 部長の佐藤寿洋がGM(ゼネラルマネージャー)に就任したことを発表します。

 

 

StradVision, Inc. GM 佐藤寿洋


■半導体・自動車ビジネスの専門家として顧客やパートナーを支援
佐藤寿洋は、半導体や電子部品のメーカー、Integrated Silicon Solution Inc. (ISSI)出身。自動車向け製品の事業部門に12年以上勤務し、ADASの車載向け製品の供給も手がけました。ISSI以前は、電子部品の世界的なディストリビューターであるSmith & Associates Inc.で事業開発部門のゼネラルマネージャー兼ディレクターを務め、日本支社のチーム立ち上げに重要な役割を果たした経験を持っており、半導体および自動車ビジネスの専門家と言えます。

ゼネラルマネージャー 佐藤寿洋のコメント
「SVNetは、ADASや自律走行車のための最も信頼性が高く効率的な物体認識ソリューションです。AI技術に基づいた高い認識性を持ち、サラウンドビューモニタリングシステムとの統合により、自動駐車アシストや自律駐車場のような革新的な機能も実現できます。日本では、これまでに築いてきた業界との強固な協力関係を通じ、お客様に最適なソリューションの提供に注力してまいります。2025年には、契約ベースで30億円の売上達成を目指し、自動車産業のなかでも成長著しいこの分野において存在感を示してまいります」

 

■日本の自動車・半導体業界との連携を強化
 StradVision, Inc.はこれまで、日本国内の自動車・半導体業界の顧客やパートナーと積極的に連携をしてきました。ルネサス エレクトロニクス株式会社が認定する、先端モビリティシステム開発パートナーを評価する「R-Carコンソーシアム・プロアクティブパートナープログラム」には2年連続で採択。また、トヨタ自動車系列の自動車部品メーカー、アイシングループが組成したベンチャー投資ファンド「ペガサス・テック・ベンチャーズ」を通じた資金も受けています。

 2020年8月には大手システムオンチップ(SoC)ソリューション企業である株式会社ソシオネクストと、日本市場へのSVNetの供給を拡大するための協業契約を締結しました。

 

■世界1300万車両で採用の物体認識AIソフトウェア「SVNet」
SVNetは、カメラ映像からディープラーニングによって検知する自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェアです。過酷な気象状況や周囲の明かりが乏しい場合でも、車両が他の車両や車線、歩行者、動物、空き地、交通標識、信号機などの対象物を正確に検出・識別することができます。

 

 

さまざまな条件下でのSVNetの検知・認識特許技術によってネットワークパラメータサイズや必要とする演算量、メモリ使用量を少なくしながら、高い物体検出・認識精度を実現します。製品特性に応じたチップ(SoC)への組み込みや、高価なセンサーをカメラに置き換えた利用が可能で、競合他社の製品と比較して、数分の一のコストでADASや量産自動車への提供を可能にしています。

 

現在、ドイツ・中国市場をはじめ9社のパートナーと提携し、51種類のADASおよび自動運転向け車両に採用され、世界中で1300万台の量産車に導入される予定となっています。また、欧州でのレベル4自律走行バスプロジェクトをはじめ、欧州と中国で複数の生産プロジェクトに取り組んでおり、すでに中国の道路でADAS車両を展開しています。

 

2021年4月にはドイツの高級車メーカーへのナビゲーションおよび車線維持支援システム向けAR(拡張現実)技術提供や、世界的なティア1(一次サプライヤー)への自動駐車支援向けサラウンドビューモニタリングシステムのOEM提供に関する提携を発表しています。

 

■ストラドビジョンについて
2014年に設立されたStradVision, Inc.は、高度な運転支援システム(ADAS)向けの、画像処理AI技術のパイオニアです。現代自動車やLGエレクトロニクス、IDG Capital、アイシングループなどからの出資を受け、ソウル、サンノゼ、東京、ミュンヘンに拠点を構え、データアルゴリズムのエンジニアをはじめとする140名以上のチームによって、完全自律走行車両の実現を促進すべく事業を展開しています。

 

2020年には、ADASおよび自律走行技術における競争力が評価され、ルネサスのR-Carコンソーシアムのプロアクティブ・パートナー・プログラムおよび、NVIDIA Inceptionプログラムのプレミア・パートナーに選ばれています。なお、国際的な品質マネジメント規格ISO 9001:2015と、情報セキュリティ規格ISO 27001:2013の認証も取得しています。