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ストラドビジョン、最先端の物体認識AIシステムを中国のAUTO TECH 2021に出展で発表

2021.05.24

ディープラーニングによる物体認識ソフトウエアで 革新的な高速運転支援・自動駐車支援機能を実現

 

先進運転支援システム(ADAS)や、自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェア『SVNet』を提供するStradVision, Inc.(韓国ソウル市、CEO キム・ジュナン、ストラドビジョン)は、2021年5月25日から27日の間に開催される、『The China Guangzhou International Automotive Technology Expo 2021(Auto Tech)』において、SVNetの最新機能を公開します。

 

 

発表するSVMによる駐車スペースの自動検知

 

自動車業界の最新技術が集まるイベントで最新技術を披露

Auto Techは、カーエレクトロニクス、コネクテッドカー、EV&HEV、自律走行技術など、自動車産業の重要なトピックを網羅した展示会で、中国の広州ポリワールドトレードセンター展示ホールで開催されます。OEM、自動車研究機関、Tier1サプライヤーなど、500社を超える世界のトップ企業が、自動車業界向けの最新技術や製品を展示します。

 

ストラドビジョンは、ブース#C357Aにおいて、NVIDIA Xavier SoCをベースにしたFront-Facing Camera(FFC)ソリューションのデモンストレーションを行います。また、業界で大きな注目を集める、サラウンド・ビュー・モニタリングや疑似Lidarなどの最新技術も紹介します。

 

〇ハイウェイ・ドライビング・アシスト

高速道路や自動車専用道路での自律走行(HDA。ハイウェイ・ドライビング・アシスト)において、SVNetが8メガピクセル(3840x2160)の高解像度前面カメラを用いて、より長い距離での検出精度を、どのように向上させるかを説明します。

 

〇自動バレー・パーキングとオートパイロット

レベル3以上の自動運転機能のために必要なオートパイロットや車両が自ら駐車スペースまで運転し、呼び出されたら自ら戻ってくるAVP(Automated Valet Parking)などを最大9台のカメラで収集した画像を組み合わせて、360度全方向の物体や状況を認識するソリューションも紹介します。

 

〇単眼カメラ対応による疑似LiDAR

FFCソリューションは、車両前方のカメラ画像を使用した物体認識技術です。高価なLiDAR(光を用いるセンシング)装置などを使わずに、単一のカメラだけで3次元の認知・深度推定を実装しています。安全性を維持しながら、ハードウェアの使用率とコストの両方を下げることができ、省エネ・熱対策などの観点で高い効率性を実現する技術です。

 

 

世界1300万車両で採用の物体認識AIソフトウェア『SVNet

SVNetは、カメラ映像からディープラーニングによって検知する自動運転車両向けの物体認識AIソフトウェアです。過酷な気象状況や周囲の明かりが乏しい場合でも、車両が他の車両や車線、歩行者、動物、空き地、交通標識、信号機などの対象物を正確に検出・識別することができます。また、SVMソリューションとの連携で、自動駐車支援を実現します。

 

SVNetは既に14種類以上のハードウェアプラットフォームに対応しており、特許技術によってネットワークパラメータサイズや必要とする演算量、メモリ使用量を少なくしながら、高い物体検出・認識精度を実現します。製品特性に応じたチップ(SoC)への組み込みや、高価なセンサーをカメラに置き換えた利用が可能で、競合他社の製品と比較して、数分の一のコストでADASや量産自動車への提供を可能にしています。

 

現在、ドイツ・中国市場をはじめ9社のパートナーと提携し、51種類のADASおよび自動運転向け車両に採用され、世界中で1300万台の量産車に導入される予定となっています。また、欧州でのレベル4自律走行バスプロジェクトをはじめ、欧州と中国で複数の生産プロジェクトに取り組んでおり、すでに中国の道路でADAS車両を展開しています。

 

日本市場においては、2020年8月には大手システムオンチップ(SoC)ソリューション企業である株式会社ソシオネクストと、日本市場へのSVNetの供給を拡大するための協業契約を締結しております。